植えっぱなしOK!初心者向けガーデニングの始め方
毎朝ウォーキングをしているのですが、通り道の家々に咲く花を眺めるのは楽しみのひとつです。マンションのベランダやバルコニーで、鉢やプランターを利用して植物を育てているおうち、一戸建ての庭にシンボルツリーや直植えの植物がにぎやかに共存するおうち、アパートの小さなベランダを目隠しするかのように植物でいっぱいにしているおうちなど、それぞれに見ごたえがあります。
とはいえ、ジロジロ見ているわけではありませんよ! ウォーキングしながら「あ、もうこの花が咲く季節がやってきたのね」とか、「黄色い花って、気持ちが明るくなるわ」とか、「バラって上品よね」などと、独り言みたいに心の中でつぶやきながら通りすがりに眺めているだけです。
ガーデニングと聞くと、きれいに整った庭のイメージがあるかもしれませんが、たくさんの庭やベランダガーデニングを見ていると、スタイルは自分の好みに合わせればいいんだなと思うようになりました。ガーデニングにかけられる時間や費用、植物の好みも人違うし、ガーデニングに使えるスペースも異なりますからね。
私がこんなふうに考えるようになったのは、個人の庭を一般公開するオープンガーデンに行ったことももうひとつのきっかけでした。オープンガーデンは、一定の日時を決めてそのときに限り個人宅の庭にお邪魔できるというイベントです。
手入れされた公共の植物園や庭園などもすてきですが、個人の庭はまたそれらの庭とは違った個性が感じられるものが多く見ていて飽きないんですよね。それもあってか、公開日にはたくさんの人が集まるらしく、日本でも近年オープンガーデンが人気になっているのだそうです。
私がお邪魔したオープンガーデンは、たまたま同じ町内の方のおうちでした。実は私、小さな鉢植えのハーブを枯らしたことがあって「なんでそうなるのかわからない」と、友人にあきれられたことがあるほど。友人は笑っていましたけど、自分でも「これじゃあ、ガーデニングとか無理よね……」と思い込んでいたのでした。
けれども、オープンガーデンでお邪魔した方の庭を見てお話を聞いているうちに「難しく考えなくていいんだな、失敗してもいいんじゃない?」と考えるようになりました。その方も最初は失敗続きだったのだそうです。それからは、テレビの園芸番組を見たり図書館で見つけたガーニングの本を読んだりするようになりました。
そんな私が始めたのは、100円均一のお店で出合った多肉植物を育てること。ハーブを枯らせるぐらいなので、手入れが楽な植物から始めようと考えたのです。多肉植物は、確か10年ほど前からブームで雑貨店などでも見かけることが多かったのですが、ぷっくりとした形がかわいいなと思いつつ購入するのは初めてでした。
多肉植物は、南アフリカや南米など雨が少なく乾燥する環境が原産地なのだとか。そのため、葉や茎、根に水分をためることでき、水やりも神経質にならなくていいのです。室内で育てられるのもいいですよね。
ガーデニングといえば、土に植物の種や苗を植えるものというイメージが強いかもしれませんが、多肉植物も寄植えにしたり鉢を変えたりという楽しみ方ができるので、ささやかなガーデニングという感じです。
実は、多肉植物を育てることが楽しかったので、花を咲かせる植物にも挑戦してみようかなと思い始めたところです。水耕栽培もいいかなと考えたのですが、今度は土に触れてみたくなりました。
そこで、植えっぱなしでもOKの初心者向けガーデニングにおすすめの花について調べてみました!
初心者ガーデニングに必要なものは?
植物は、気候や日当たりに合わせて移動が必要なことがあります。そのため、最初は植木鉢やプランターなどから始めるのがおすすめ。鉢植えやプランターも作業の負担を少なくするために、できるだけ軽い材質を選ぶようにしましょう。
ガーデニングでは腰をかがめる姿勢が多くなりますが、それがつらい方もいらっしゃるでしょう。そんな方におすすめなのが腰高プランター。腰の高さほどの位置で作業できるように作られているので楽ですよ。
ほかに必要になるのは、鉢底石(鉢の底の水はけをよくする)、土、肥料、スコップや手袋、ジョウロなどですが、気軽に始めたい場合は100円ショップでそろえてもいいですし、ネット通販、ホームセンター、園芸店などで用意してもいですね。
植えっぱなしでもOK!初心者向けの花
ガーデニング初心者におすすめの、植えっぱなしでもOKの花を紹介していきます。
手入れが簡単で育てやすい花は、ゼラニウム、パンジー、ペチュニア、朝顔、コスモスなどがあります。これらの花は、街中の花壇などでも見かけることが多い花。なじみがあるという方も多いのではないでしょうか?
一度植えると毎年花を咲かせてくれる多年草でおすすめなのが、シュウメイギク(秋明菊)、マーガレット、ランタナなどの花。どれも時期が来るとかわいい花を咲かせてくれます。
また、ハーブ系の植物も植えっぱなしで育つものが多くておすすめです。レモングラスやセージ、オレガノ、カモミールなどがあります。ハーブ類の香りを嫌う虫も多いので、花と一緒に育てると虫がつきにくくなるという利点もあるようですよ。
参考書を見ながら始めましょう
初心者がガーデニングを始めるときに気をつけたいのが、自己流でやってしまわないことです。日当たりや風通し、苗の植え替えなどは、難しくはありませんがなんとなくやったのでは失敗につながることもあります。基本が身に付くまでは、参考書となる書籍を1~2冊購入することをおすすめします。
参考書を見ると、花の手入れのこともわかりますし、自分が理想とするガーデニングのイメージを作るのにもプラスにはるはずですよ!
植えっぱなしOK初心者向けガーデニングについて紹介しました。最初は、小さく気軽に始められる方法でやってみて、徐々に植物の種類や数を増やせていけたらいいですね。ガーデニングは、身近に季節を感じることができるのがおすすめポイントです。ガーデニングを始めることで、日々の暮らしに小さな変化や発見が生まれるかもしれませんね。