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行ってみたい!和食グルメ旅・おすすめの行き先8選

南北に長い国土を持つ日本は、海や山などの自然に恵まれており、季節ごとに採れる新鮮な食材が豊富です。素材の持ち味を生かした調理技術も発達してきたことから、日本全国に季節感を大切にした和食の文化が受け継がれています。

 

自然や史跡、温泉をめぐる旅行もいいものですが、ご当地グルメやその時期だけの旬のものを目当てに出かけるグルメ旅もおすすめです。

 

今回は、和食グルメ旅のおすすめの行き先8選をご紹介します!

 

和食グルメ旅・おすすめの行き先8選

・北海道

北海道のご当地グルメといえば、海鮮丼です。鮮魚市場にある食堂に行くと、ウニ・いくら・カニなど、好みの海鮮を選んで自分だけの海鮮丼(「勝手丼」や「わがまま丼」などび名)が作れるお店が並んでいます。

 

また北海道は、回転寿司がおいしいことでも知られています。リーズナブルな価格で豊富なネタを味わえる回転寿司は、地元の人がリピーターとして通うほど。「生ししゃも」や「シャコ」、「寒のトロさば」「白子の軍艦」や「真だち」など、新鮮な素材だからこそ旨味が際立つネタを楽しめます。

 

ほかにも、ジンギスカンや札幌・函館・旭川名物のラーメン、名店が揃うスープカレー、鶏肉をぶつ切りにして唐揚げにした「ザンギ」、石狩鍋など、見逃せないものがたくさんありますよ!

 

・秋田県

比内地鶏からとった良質な出汁を濃い口醤油で味付け、比内地鶏やゴボウ、ネギ、糸こんにゃく、きりたんぽなどの具材を入れた秋田の郷土料理「きりたんぽ鍋」。しっかりと出汁がしみ込んだ鶏肉、まいたけ、ごぼう、ネギ、きりたんぽは、しみじみとした味わいです。

 

10月下旬~1月なら、地元産の魚ハタハタを使った「ハタハタ寿司」や塩焼きなども一緒にどうぞ。

 

・石川県

北陸の名産として知られるのどぐろ。元々は赤むつと呼ばれていた魚ですが、のどの部分がほんのり黒いことからのどぐろと呼ばれるようになりました。のどぐろは「白身のトロ」といわれるほどに脂がのっているのが特徴で、秋から冬は体脂肪率が20%を超えることもあるそうです。

 

漁獲量が少ないため高級魚として扱われるのどぐろは、塩焼きが一般的ながら、刺身でいただくのも絶品なのだとか。地元のお店でも入荷した時のみの提供ですが、一夜干しなら市場で購入可能です。

 

奥能登産のコシヒカリと能登でとれた魚介類や肉、野菜だけを使用し、器(輪島塗と珠洲焼)や箸(輪島の塗り箸または地元産の木製箸)にまでこだわった「能登丼」もぜひ。

 

・愛知県

香ばしく焼き上げた鰻と濃いめの甘ダレが特徴の「ひつまぶし」。最初はそのまま、2杯目は薬味をのせて、3杯目はお茶漬けとして食べるという名物です。絶妙な火加減で職人さんが焼き上げた鰻。皮はパリパリ中の身はふっくらとししており、タレのかかったごはんに合わせると箸が止まらなくなるという人も!

 

ネギやわさびなどの薬味をのせる食べ方も、薬味の上からさらに出汁をかけてお茶漬け風にするのも、味わいが変化して楽しいと好評です。有名店のひつまぶしを食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

 

・京都府

観光名所として世界的に知られる京都の代名詞ともいえるのが、湯豆腐です。嵐山には、純和風建築の室内で、日本庭園を眺めながら湯豆腐を楽しめる名店が点在しています。澄んだ水をふんだんに使用して作られた豆腐は、やわらかくてツルッとした繊細な風味。

 

湯豆腐は、定食やコース料理として提供されており「揚げ出し豆腐」「湯葉」「ごま豆腐」などの豆腐料理も楽しめます。中には、にしんの甘露煮をのせた京都名物の「にしんそば」が一緒に楽しめるお店もあります。

 

・香川県

香川県と聞いてすぐに思い浮かぶのが、讃岐うどん。個人経営の小さなうどん店が集まる丸亀市では、茹でたてのうどんに、天ぷらやネギ、揚げ玉などを自分でトッピングするセルフスタイルのお店が多いのが特徴です。

 

適度なコシがあるうどんはツルッとした喉越しが特徴。現地でぜひ味わってほしいのが、茹で上がった麺を冷水でしめ、しょうゆだけをかけて食べる「生じょうゆうどん」。小麦の旨味がしっかり味わえます。また、茹で上がったうどんに、ねぎやしょうが、天かすをトッピングし出汁をかけた定番メニュー「ぶっかけうどん」もぜひ。

 

※個人経営の小さなお店は、営業時間が昼間のみというお店が多数。現地に出かける際は注意してください。

 

・広島県

広島の名物といえば牡蠣。11月〜3月の旬の時期になると、採れたての生牡蠣が味わえます。旬の時期になると日本全国に牡蠣が出回りますが、現地に赴いて鮮度抜群の生牡蠣を食べるのは、格別な体験!

 

おすすめは、網焼きの設備が整った店内で牡蠣を提供する牡蠣小屋。殻が付いたままの牡蠣を、自分で焼いたり煮たり蒸したりして食べられます。新鮮な殻付き牡蠣は、1kg(12~15個ぐらい)で1,000~1,500円程度と驚くほどリーズナブル。旨味がぎゅっと詰まった牡蠣は、プリプリの食感でジューシーです。牡蠣フライやバター焼き、缶に水と牡蠣を入れて蒸して食べる「ガンガン焼き」もぜひどうぞ。

 

旬の時期には、牡蠣小屋のほかに、オイスターバーや居酒屋でも生牡蠣が味わえます。また、バイキング形式の牡蠣食べ放題のお店もありますよ。

 

・福岡県

福岡といえば九州を代表するグルメスポットです。明太子や博多とんこつラーメンなどが人気ですが、おすすめはもつ鍋!最期の一滴まで飲み干したくなるほどおいしいというスープは、「味噌味」「醤油味」「水炊き風」などの種類が揃います。プリプリのもつを堪能した後の〆は、うどんではなくちゃんぽん麺で楽しむのが福岡流です。

 

和食グルメ旅のおすすめの行き先8選をご紹介しました。採れたての新鮮な素材とその土地だけに伝わる特徴ある料理法を楽しめるのは、現地に出向くからこそ味わえるものです。日本の食の豊かさを楽しむためのグルメ旅、ぜひ計画してみてくださいね。

 

 

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starheart

数年前からフリーランスのライターとして仕事をしながら、アジアや沖縄を旅しています。旅先では、市場めぐりや食べ歩きを楽しんだり、自然のある場所に出かけたりすることが多いです。お菓子作りが趣味で、素朴な焼き菓子をよく作ります。生活の中でちょっとした工夫をすることも好きです。

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