「お伊勢さん」と親しみを込めて呼ばれる伊勢神宮。一度は参拝してみたいと考えている人も多いのではないでしょうか?

この記事では、お伊勢参りの参拝方法について紹介します。

伊勢神宮とは

一般的には伊勢神宮として知られていますが、正式名称は「神宮」です。天照大神(あまてらすおおみかみ)がまつられる皇大神宮(こうたいじんぐう、内宮とも呼ばれる)と、豊受大神(とようけおおかみ、外宮とも呼ばれる)、ほかに125社の別宮や摂社、末社などがあります。

神宮林なども含めると、約5,500ヘクタールもの広さがありますが、これは東京ドーム約1,200個分に相当するのだとか。広大な敷地ですよね!

「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」に分かれている伊勢神宮。参拝者の中には、内宮だけをお詣りする人も多いのだそう。けれども、内宮だけまたは外宮だけを参拝するのは、片詣りと呼ばれて避けるべきといわれています。

お伊勢参りは江戸時代からあった

お伊勢参りが庶民の間に広まったのは江戸時代。現代のように交通網が発達していない時代のお伊勢参りは、移動の大変さに加え経済的にも大きな出費が必要でした。そのため、一生に一度の大旅行として出かけた人も多かったようです。

当時の参拝順序として選ばれていたのが、二見浦で穢れ(けがれ)を落としたあとに、外宮と内宮を参拝、最後に朝熊岳に登るというコース。お伊勢参りのあとに、京都や奈良などの周辺を観光して帰った人もいたようです。

また庶民の間では、「伊勢講」という助け合いのシステムがありました。一定の人数が集まり毎月お金を積み立てます。毎年代表者がその資金を利用してお伊勢参りに出かけ、ほかの人の分もおはらいを受けて帰ったのだそうです。

伊勢神宮の参拝方法

実際に伊勢神宮に訪れたとき、どのような手順や作法でお詣りすればいいのでしょうか? 知っておきたい基本の参拝方法を紹介します。

参拝の順序

豊受大神が鎮座する外宮を先にお詣りしたあと、天照大御神が鎮座する内宮をまわるのが習わしです。外宮と内宮は、「ご正宮」とも呼ばれていますが、このご正宮を参拝したあとに別宮(べつぐう)、摂社や末社、所管社の順序でまわります。外宮のご正宮→別宮→摂社や末社、所管社。内宮のご正宮→別宮→摂社や末社、所管社の順序です。

所要時間

ご正宮にお詣りする場合は、外宮で20分、内宮で40分程度の時間が目安です。別宮もまわりたい場合は、外宮で40分、内宮で1時間程度が目安になるでしょう。

具体的な参拝方法

外宮の場合は火除橋(ひよけばし)、内宮の場合は宇治橋という橋を渡り神域に入ります。参道に入るときに気をつけたいのが、外宮の参道は左側を通行すること、内宮の参道は右側通行と決められています。この左と右の違いは、橋を渡った先にある手水舎の位置によるものなのだそう。現地に行けば表示があるので、それに沿って進めば大丈夫です。

参道の歩き方

参道に一歩足を踏み入れる前に、鳥居の前で一礼をしましょう。参道を歩くときは、正中と呼ばれる道の中央を歩くのは避けるようにするのがマナー。中央は神様が通る道という理由からです。

手水舎で手と口を清める

正宮にお詣りする前に、手水舎(ちょうずや)で手と口を清めます。

清めるときの順序

1.右手でひしゃくを持ち水をすくう
2.左手に水をかけて清める
3.左手にひしゃくを持ち替えて、右手に水をかけ清める
4.右手にひしゃくを持ち替えて、左手で水をすくって口をすすぐ
5.左手に水をかけて清める
6.最後にひしゃくを垂直にして持ち、余った水を柄にかけるようにして清める

以上が手水舎での正式な手順です。
※現在伊勢神宮では、ひしゃくを撤去し流水式の手水で対応しているとのことです。

二拝・二拍手・一拝

参拝では、敬礼を二度おこなう「二拝」、その次に手を二度打つ「二拍手」、最後に敬礼を一度おこなう「一拝」をするのが作法です。

感謝と願いごとのルール

ご正宮は、感謝を伝える場とされています。個人的な願いごとがある場合は、まず感謝を伝えてから、次にお願いごとをするのがいいようです。

賽銭箱とおみくじはない

伊勢神宮には、ほかの神社には当たり前のようにある賽銭箱が置かれていません。これは、長らく天皇陛下以外のお供えが禁止されていたことが由来です。伊勢神宮にお詣りすること自体が「吉」という考えから、おみくじも置かれていないんですよ。

伊勢神宮のお参りについて紹介しました。敬虔な気持ちでお詣りすれば大丈夫ですが、参拝方法にはそれぞれ意味が込められています。意味を知った上でお詣りすれば、より良いお伊勢参りになりそうですよね!

ACCESS

伊勢神宮

https://www.isejingu.or.jp/

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