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心に残る自然の風景・おすすめ観光スポット10選

シニアの一番の趣味としてあげられることが多い旅行。連休や土日などの混み合う時期を外してゆったりと時間をかけた旅行ができるのは、定年後のシニアならではの特権かもしれません。

 

地元ならではのグルメや温泉、その場所でしか出会えない自然景観など、旅行の楽しみは様々です。この記事では、シニアにおすすめしたい心に残る自然の風景をテーマに、北海道から沖縄までのおすすめ観光スポットを紹介します。

 

1.雲海テラス(北海道)

北海道にあるホテル「星野リゾート トマム」が運営する「雲海テラス」。今でこそ、日本各地に雲海を眺められる場所はいくつかありますが、トマムの「雲海テラス」は、その先駆けとなった場所。

 

雲海は、大量の雲と放射冷却、その日の天候状況などにより出現するそうです。標高1,088mのトマム山頂上付近の展望デッキから眺める一面の雲海の姿は、神秘的で忘れられない光景となるでしょう。

 

期間:5月16日~10月13日 ※ホテルの宿泊客以外でも有料で見学が可能。

 

2.ファーム富田(北海道)

1976年(昭和51年)に、旧国鉄カレンダーにラベンダー畑の写真が採用されてブームになったのが「ファーム富田」。7月中旬以降になると、紫色のラベンダーが畑の斜面を覆う「トラディショナルラベンダー畑」や「おかむらさき」、「濃紫早咲(のうしはやざき)」「ようてい」など、色合いや花の形状などが違うラベンダーを目にすることができます。

 

「ファーム富田」の周辺にもラベンダー畑が点在しているので、ラベンダー畑ツアーをするのもおすすめですよ。

 

期間:通年 ※時期により開園時間が変わります。

 

3.福浦島(宮城県)

日本を代表する名所として知られる松島海岸。その東に位置する「福浦島(ふくうらじま)」は、島全体が県立自然植物園の指定を受けており、約250種の植物が自生しています。

 

注目したいのは、松島海岸から福浦島に架けられた252mの朱塗りの橋から眺める風景。日本三景に選ばれているだけはあるなと思わせる美しさです。福浦島内には、浦島弁天堂や見晴台、天神崎などの見どころが点在。日が落ちる前の夕暮れ時に訪れると、松島湾一帯があかね色に染まる光景が見られますよ。

 

期間:通年 ※橋の通行は有料。時期により利用時間が変わります。

 

4.龍王峡(栃木県)

日光市の鬼怒川上流部にある渓谷「龍王峡(りゅうおうきょう)」。約2,200万年前に海底火山から噴出した火山岩が、鬼怒川の流れにより侵食されたできたといわれています。巨岩とエメラルド色の清流が作る、龍の姿のようなダイナミックな光景は、迫力満点!

 

川治温泉と鬼怒川温泉の間の渡る約3kmの区間には、「龍王峡」を眺めながら歩ける遊歩道が整備されています。起点の竜王駅を起点にした3時間で歩ける約6kmのコース、1~1.5時間で歩ける1~3kmのハイキングコースは、見どころがいっぱいです。

 

期間:通年 ※春の新緑から秋の紅葉の季節がおすすめです。

 

5.みつけイングリッシュガーデン(新潟県)

新潟県見附(みつけ)市が運営する「みつけイングリッシュガーデン」は、英国園芸研究家のケイ山田さんが監修したという英国式の庭園です。園内には、ホテルや季節の食材を使ったランチを楽しめるカフェを併設。

 

整備された園内には、チューリップ、クリスマスローズ、サクラ。ユリ、芍薬(しゃくやく)ダリアなど様々な花が植えられています。おすすめは、バラが最盛期を迎える5月下旬~6月中旬です。

 

期間:12月~3月は冬期閉園 ※基本的に無料ですが、協力費として100円の募金を受け付けています。

 

6.河口湖・大石公園(山梨県)

写真などでよく目にする、美しい湖面の向こうに雄大な富士山が広がる光景。あの絵になる風景は、たくさんの絶景ポイントから眺めることできます。その中のおすすめのひとつが、河口湖周辺に位置する「大石公園」からの眺め。

 

「大石公園」には、全長350mの花街道があり、春にはチューリップや水仙、初夏にはラベンダー、秋にはコキア(ホウキグサとも呼ばれる植物。夏は緑色で秋になると赤く染まる植物)など、色とりどりの花が咲き誇ります。湖と富士山、四季の花の彩りが一体となった風景は、心に残るものとなるでしょう。

 

期間:通年 ※大石公園は入場無料。6~7月には、ハーブフェスティバルが開催されます。

 

7.下赤阪の棚田(大阪府)

大阪府の南東に位置する千早赤阪(ちはやあかさか)村にあるのが、1999年(平成11年)に「日本の棚田百選」に選ばれた「下赤阪の棚田」です。楠木正成(くすのきまさしげ)にゆかりのある下赤阪城跡から西南方向に目をやると、見ごとな棚田(段々畑)の風景が広がります。

 

特におすすめなのが、田植えから稲穂が金色に光る時期。季節ごとに変化する棚田の美しい色合いは、一度目にすると忘れられないと評判です。千早赤阪村内にはたくさんの棚田が点在しているので、のどかな日本の風景を楽しみたい時に出かけてみたいですね。

 

期間:通年 ※見学は無料。下赤阪の棚田には駐車場がありません(近隣の駐車場を利用)。

 

8.角島大橋(山口県)

山口県の西北部にある角島(つのしま)に架かる「角島大橋(つのしまおおはし)」。本州側にある海士ヶ瀬公園(あまがせこうえん)から角島までの橋の距離は全長1,780mで、天気が良い日なら、エメラルドブルーの海を眼下に見ながら橋を渡ることができます。様々な映画やテレビCMのロケ地として登場することも多いこちら。晴れた日の海の美しさは、南国の海に肩を並べるほどの美しさです。夕日が沈む時間になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的な光景が広がります。

 

期間:通年 ※角島大橋の通行料は無料です。

 

9.稲佐山(長崎県)

長崎県にある稲佐山(いなさやま)は、標高333mで長崎のランドマークとして人気の観光スポットです。見どころは、 世界新三大夜景にも選出された山頂からの夜景!幻想的にライトアップされた稲佐山展望塔から、360度のパノラマの夜景が楽しめるのです。

 

晴れた日の昼間には、長崎市街地はもちろんのこと、雲仙、天草、五島列島まで眺めることができます。稲佐山山頂へは、車、最寄り駅から山頂まで5分のロープウェイ、中腹の駐車場から乗車できるスロープカーを利用します。

 

期間:通年 ※ロープウェイ、スロープカーは有料です。

 

10.伊良部大橋(沖縄県)

宮古島と伊良部島の間にかけられた伊良部大橋は全長3,540mで、無料で通行可能な橋としては日本最長の橋です。宮古島の海の青さと透明度は「宮古ブルー」と称されることが多く、沖縄で一番美しい海ともいわれるほど。その宮古ブルーを眺めながらのドライブは、心に残る至福の時間となるでしょう。

 

宮古島から伊良部島までドライブした後は、牧山展望台へ立ち寄りましょう。伊良部大橋の全景や宮古島、来間島(くりまじま)、池間島、大神島(おおがみじま)を望む絶景が目の前に広がりますよ。

 

期間:通年 ※宮古島から伊良部島へは、公共のバスでも行くことができます。

 

シニアにおすすめしたい心に残る自然の風景をテーマに、観光スポットを紹介しました。南北に長い日本で楽しめる自然景観の数々。ベストな季節を選んで、最高に心に残る風景を目にしてみてください!

 

 

  • この記事を書いた人

starheart

数年前からフリーランスのライターとして仕事をしながら、アジアや沖縄を旅しています。旅先では、市場めぐりや食べ歩きを楽しんだり、自然のある場所に出かけたりすることが多いです。お菓子作りが趣味で、素朴な焼き菓子をよく作ります。生活の中でちょっとした工夫をすることも好きです。

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