叔母から「今度、家族とバスツアーに行きたいねって話してるの。パンフレットを集めているところなんだけど、インターネットでおすすめのバスツアーを見つけたら教えてくれない?」とメールが届きました。
飛行機や新幹線、レンタカーを使う旅もいいけれど、バスツアーもなんだか楽しそうですよね。バスツアーと聞くと、グルメツアーや観光地をめぐるツアーが真っ先に浮かぶのですが、最近のバスツアーはどんな様子なのでしょうか?色々調べてみたいと思います!
バスツアーとは?
専用の貸し切りバスで移動しながら、有名観光地をめぐったりご当地グルメを味わったりするバス旅行のこと。旅行代理店が企画することが多いバスツアーは、参加者を募って行う募集型企画旅行(パッケージツアー)です。ツアーには、添乗員さんが同乗するのが基本で、参加者は事前に申し込みをする必要があります。
バスツアーには、日帰り型と宿泊型がある
バスツアーには、日帰り型と宿泊型があります。日帰り型のバスツアーは、当日の朝集合場所に集まり出発。観光スポットめぐりや味覚狩り、ご当地グルメなどを楽しんだ後に帰着というシンプルなコースが基本。プランによっては、アウトレットモールでのショッピングなどが組み込まれていることも。
宿泊型のバスツアーは、温泉地やリゾート地などの宿やホテルに宿泊しながら、周辺の景勝地や世界遺産をめぐったりご当地グルメを楽しんだりと盛りだくさんの内容です。立ち寄る場所はツアーによりさまざまですが、食事付きが基本です。※プランにより昼食が付かない場合もあり。
どちらも添乗員さんが同行しますが、バスガイドさんは同行しないことが多いようです。
どんなバスツアーがあるの?
最近のバスツアーは、グルメから絶景スポットまで、魅力的なプランがたくさん!バスツアーの多くは、グルメと温泉、グルメと温泉と絶景スポット、観光スポットと果実狩りなど、複合的に楽しめるプランが組まれているんですよ。
・グルメを堪能するバスツアー
牡蠣やカニなどの海鮮、ブランド肉の和牛ステーキや豚しゃぶなど、グルメをメインにしたプランは、その土地だからこその味覚を堪能できます。有名ワイナリーや蔵元での試飲、フレンチやイタリアン、中華料理など、有名店の特別なコース料理や食べ放題のプランを含むプランなども。
・温泉を楽しむバスツアー
名湯と呼ばれる温泉とその周辺の観光地をめぐります。ご当地グルメと温泉の組み合わせは、根強い人気なのだとか。
・絶景スポットを鑑賞するバスツアー
高原にある絶景テラスから眺める神秘的な雲海や滝雲(=たきぐも。大量の雲が雲海となり山肌から滝のように流れる)、湖のサンセットクルーズ、つり橋から見る絶景サンセット、山頂で楽しむ星空など、目の前に広がる雄大な自然を楽しめるバスツアーも増えているようです。
・季節限定のバスツアー
広々とした丘一面に咲くポピーやひまわりの花畑、水辺に咲くハナショウブ、満開の紅葉を鑑賞するバスツアーは、その時期だけのお楽しみ!いちご、ぶどう、メロン、みかんなどの果実狩り、栗拾いなどの味覚狩りも人気です。
冬には、樹氷のライトアップやクリスマスイルミネーションを見学するツアーもお目見えします。
・ショッピングを楽しむバスツアー
郊外にあるアウトレットモールなどに立ち寄りショッピングを楽しみます。車でしかアクセスできない場所にあるショッピングモールでも、バスツアーなら気軽に行けますね。
・体験付きバスツアー
牧場でのバター作りや茶畑での茶摘み体験、石窯ピッツァ作りなど、体験型の遊びを盛り込んだバスツアーが登場しています。
・お一人様限定バスツアー
一人だけで参加するのはちょっと気がひけるという方のために、お一人様限定(女性限定一人旅のバスツアーもあり)ツアーが企画されています。参加者全員がお一人様とわかっているので、気兼ねなく楽しめそうですね。
バスツアーのおすすめポイントは?
・自分であれこれ予約しなくて済む
自分で旅行を企画すると、列車やレンタカー、宿泊先、駐車場のことなど、あれこれ決める必要があります。予定を立てるのは楽しいことではありますが、列車であれば乗り換えなどの調整も必要ですし、意外に手間と時間を使いますよね。バスツアーなら、旅行代理店から申し込むだけですべてが完了します。
・料金以上の内容
バスツアーは、団体での旅行になるので、行く先々で優待や割引が受けられることが多いです。美術館などの施設の入場料やお寺の拝観料の割引、買い物に使えるクーポンが付くバスツアーもあります。個人では予約が取りづらい有名ホテルや旅館に宿泊できるのもおすすめのポイント。
・ダブルシートオプションがある
一人で2席を利用できるダブルシートオプション。気楽なバスツアーとはいえ、お隣に初対面の方が座るのは多少なりとも気を使うものです。ダブルシートオプションは、一人で2席を専有できるので、ゆったり座れて荷物を置けるのがいですよね。
最初からツアーのプランに組み込まれている場合と追加料金を支払いオプションとしてつける場合があります。※ダブルシートオプションがないプランもあります。
バスツアーへの申し込みで注意したいことは?
・参加者が少ないと中止になることがある
バスツアーでは、最少催行人数が決められています。最低限これだけの参加人数が揃えばバスツアーが催行されますよという取り決めです。最少催行人数(人員)は、12人や18人などと決められており、ツアーごとに異なります。旅行条件の項目に記載されているので、最初に確認しておきましょう。
バスツアーが中止になる場合は、事前に連絡があります(宿泊型なら2週間、日帰り型なら4日前ぐらいが目安)。中止の場合は、旅行代金は全額返金されます。
・事前に行程をチェックする
日帰りのバスツアーは、午前中の早めの時間(午前7:00~8:30など)に集合するものが多いです。その時間に充分間に合うかどうかを事前にチェックしておきましょう。
同行者に高齢者がいる場合などは、あちこち動き回るような盛りだくさんのプランを避けることも検討してみましょう。「ゆったりプラン」や「のんびりプラン」で組まれたバスツアーを選ぶのがおすすめです。
バスツアーについて、色々なことがわかりました!叔母には、雲海を見学できるバスツアーをおすすめしてみようかなと思います。日帰りのバスツアーなら数千円から参加できるプランもあるようです。「ちょっとどこかに行ってみたいな」と思った時に、バスツアーを検討してみるのも良さそうです!