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小さい頃に習っていたピアノを再開したい!ちゃんと弾けるようになりますか?

この間、テレビを見ていたときのこと。子供の頃にピアノを習っていたけれどやめてしまったことが心残りで、シニアになってからピアノを再開したという方が出演されていました。

 

お話によると、「子供の頃は、譜面を読んでただ弾くだけというレッスンの連続に楽しみを感じることができなかった」とのこと。「先生がとても厳しくて、練習に集中できなかった」という別の理由も大きかったようです。

 

ある調査によると、ピアノは現代でも習い事のひとつとして選ばれることが多く人気が高いとのだとか。子供の情操教育や豊かな人生をおくれるようにという気持ちで、ピアノを選ぶ親御さんが多いようです。ただ、レッスンで決まりきった練習曲をひたすら弾くことが苦痛で、ピアノそのものを嫌いになる子供も少なくないとか。

 

テレビに出演されていたシニアの方は、大人になってからピアノを始めたことで、ピアノが大好きになり嬉しいことが増えたと言います。

 

「ブランクがかなり長かったので、最初はとまどいもありました。けれども、ピアノを再開し夢中になれることが増えたことで、人生がグッと充実したような気がします。仲間もできたので一緒に演奏会に出かける機会も増えました。音楽の良さがわかることや自分の好きな曲を練習できることが嬉しくて。今は、ピアノが一番大切な趣味になりました」と話されていました。

 

通われている教室は大人だけが通うピアノ教室で、自分で選んだ好きな曲を練習することができているそう。

 

ピアノを再開してちゃんと弾けるようになるの?

小さい頃に習っていたピアノを再開して、ちゃんと弾けるようになるのかなと不安を感じる方がいるかもしれません。「自分の好きな曲を弾けるようになりたい」「家族や友人の前で弾いてみたい」という意思や目標があるなら、ブランクがあっても大丈夫です。

 

ピアノは楽譜を読んで手の動きを連動させて弾きますが、楽譜のような抽象的なものを理解する能力は、大人になってからのほうが優れているのだそうです。人間の脳は、年齢にかかわらず新しいことを学ぶ能力を備えているのですね!

 

再開の方法としては独学という方法もありますが、独学では上達できずに挫折してしまったり、弾き方に変なくせがついてしまったりということも。可能であれば先生について習うことをおすすめします。シニアになってから自分の意思でピアノを再開した人は、意欲的に楽しく学んでいる人が多いようですよ!

 

シニアになってからピアノを再開する方法

小さい頃に習っていたピアノを再開したいと考えたときに、どのような方法があるのかについて紹介します。

 

1.おすすめはピアノ教室のマンツーマンレッスン

音楽教室や個人の先生が運営するピアノ教室では、大人が受講できるコースが設けられているほか、個人教室では大人のためだけのピアノ教室も増えています。初心者でも受けられる教室ばかりなので、小さい頃に習っていたピアノを再開したいという人ならスムーズに始められるはずです。

 

ピアノを習う過程で必要とされている基礎を身につけることはもちろん、弾き方の癖を直してもらえたりフォームなどをきちんと指導してもらえたりすることは、マンツーマンでピアノを習う大きなメリットです。これは、自分で気づくのが難しい部分なので重要ですよね。

 

大人向けのレッスンでは、その人の希望やレベルに合わせたカリキュラムを組んでもらえることが多いようです。たとえばエリック・サティの「ジムノペディ」や「世界に一つだけの花」、「涙(なだ)そうそう」など、自分が弾いてみたいと思う曲を練習できるため楽しみながら飽きることなく続けられます。

 

レッスンの時間や料金は?

多くのレッスンは、30分・45分・60分のコースで行われています。教室により月に1回というところもあれば、月に3~4回というところもあります。

 

料金は平均値が出せないほど多様ですが、1カ月に3~4回通う教室で1回につき30~45分のレッスンの場合、10,000円前後の月謝という教室が多いようです。中には1回60分4,000円などのように、1レッスンごとに支払うチケット制の料金システムの教室もあります。

 

大手が運営する音楽教室のようなところでは、ほかに入会事務手数料などがかかる場合もあり、おおむね個人の教室よりも高めの料金設定になっているようです。

 

ピアノ教室を選ぶときのポイント

ピアノ教室を探すときに注意したいのが、レッスンの日時が固定ではない教室を選ぶこと。たとえば毎週金曜日の午後1時からとか月曜日の午前11時など、日時が固定されているところではなく、自分の予定に合わせてレッスンの日時を決められるフレックス制の教室を選べば継続して通いやすくなります。

 

ほかに、自分が通いやすい場所にある教室を選ぶことも大切です。通うのが面倒だとそれだけで継続が難しくなります。最寄り駅からの近さや車を利用する場合は駐車場のことなども視野に入れてみてください。

 

無料のお試し体験レッスンを受けられる教室も多いので、気になる教室があったらお試しレッスンを受けてみるのもいいですね。

 

2.出張個人レッスン

教室まで出かけて行くことはできないけれど、ピアノを習ってみたいという方におすすめなのが出張個人レッスン。講師が自宅まで来てくれてレッスンが受けられるので、教室に通うのが大変という方や近くに通いたいピアノ教室が見つからないときに利用できます。

 

平日だけではなく土日も対応可能という場合も多く、自分の予定に合わせた柔軟なレッスンが受けられます。料金は、通常料金+出張費(交通費)。出張個人レッスンの場合も、無料体験が受けられることが多いようです。

 

3.オンラインレッスン

自宅にいながらインターネットの動画でリモート受講できるのがオンラインレッスンです。オンラインレッスンのいいところは、どこに住んでいてもインターネットに接続できればレッスンが受けられること。

 

スマホ、タブレット、パソコンがあれば受けられ、申込みもネットからできるので、教室などに通うよりも開始のハードルが低いといえそう。オンラインだと動画の設定が難しいのではと思われるかもしれませんが、受講者はあらかじめ設定されたサイトにアクセスするだけなので難しくはありません。

 

4.ピアノ教室探しはネット検索で

ピアノ教室を探す際に利用したいのが、ネット検索。「大人 ピアノ教室 エリア(自分が住んでいる場所)」「ピアノ教室 オンラインレッスン」などで検索できますが、おすすめは「ピアノ教室.net」というサイトです。全国のピアノ教室を検索でき、料金やレッスン時間、無料体験の有無、講師の先生の口コミ評価などの条件に合う教室を調べることができます。

 

ピアノを再開してみたいという気持ちがあるのなら、ぜひあきらめずに挑戦してみてください。楽しいピアノライフを送ることができれば、クオリティ・オブ・ライフ(quality of life, QOL=人生の質)も上昇するかもしれませんね!

 

 

  • この記事を書いた人

starheart

数年前からフリーランスのライターとして仕事をしながら、アジアや沖縄を旅しています。旅先では、市場めぐりや食べ歩きを楽しんだり、自然のある場所に出かけたりすることが多いです。お菓子作りが趣味で、素朴な焼き菓子をよく作ります。生活の中でちょっとした工夫をすることも好きです。

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