自粛要請に伴う自宅待機。毎年楽しみにしていた行事やイベントの中止など、通常とは異なる状況が続いています。先が見えないことや行動の自由が抑えられることは、想像以上にストレスの原因になっているかもしれません。
現在のような何らかの我慢を強いられる状況で不安やストレスを感じることは、誰にでもあることなのだそう。ただ、ストレスが長期的になると、体や心の不調になって現れることも。「つらい」と感じる前に、ストレスを発散する方法を試したり、日常生活の中でリラックスできる習慣を持つようにできるといいですよね。
この記事では、外出しづらい今だからこそ知っておきたいストレス発散法や、リラックスすることでストレスを発散する方法について紹介していきます。
自分に合ったストレス解消法を見つけましょう
無意識のうちに行っているストレス解消法は、誰にでもあるのではないでしょうか?例えば、「好きな音楽を聞く」「本を読む」「コーヒーやお茶をゆっくり飲む」「自然の中を散歩する」「お風呂に浸かる」などです。
「最近やる気が出ない」という場合は、体を動かすような能動的な方法でストレスを発散させてみてください。「最近疲れているな」「体がだるい」と感じている場合は、リラックスできるストレス解消法を試してみましょう。
シニアにも取り入れやすいストレス解消法を紹介します。自分に合ったストレス解消法を見つけてみてくださいね。
やる気が出ない時におすすめのストレス解消法
やる気が出ないは、ストレスを外に出すような発散法がおすすめです。
1.体を動かしてみましょう
ストレスを外に出すような発散法として、ウォーキングやジョギング、ストレッチなどがあります。ほかには、サイクリングなどもおすすめ。運動をする習慣がない人は、NHKのラジオ体操をやってみるのはいかがでしょうか?ラジオ体操は10分程度の間ですが、体の各部位をしっかり伸ばすことができます。
【ラジオ体操をテレビで見る】
NHK教育テレビ 毎日(6:25~6:35)
NHK総合テレビ 月~金(4:55~15:00)
【ラジオ体操をラジオで聞く】
NHKラジオ第1放送 毎日(6:30~6:40)
NHKラジオ第2放送 月~土(8:40~8:50、12:00~12:10、15:00~15:10)
2.声を出してみましょう
声を出すことは、ストレスの解消になります。ただ、自宅では、あまり大きな声は出せませんし目的なく声を出すのも難しいものです。おすすめは、ボイストレーニング。ボイストレーニングは、本来歌を上手に歌うためのものです。けれども、呼吸法を使いながら声を出していくのでちょっとした運動代わりにもなりますし、ストレス発散にも良さそうです。
おすすめは、YouTube(ユーチューブ)という動画サイトの講師「ココウィズちゃんねる」さんの動画です。「声の基礎を作るボイトレ10分トレーニング【2週間で響く声、通る声になる!】」という動画は、10分程度で呼吸法と声を出す練習ができる内容で、気分転換にぴったり!ぜひ、試してみてください。
3.自宅でカラオケを楽しんでみましょう
これまで、カラオケに行くのが好きだったという人におすすめのストレス解消法です。インターネット通販で「家庭用カラオケマイク」と検索すると、家庭用のカラオケ用マイクが見つかります。この家庭用カラオケマイクで、自宅にいながら雰囲気いっぱいのカラオケタイムを楽しんでみましょう。
「家庭用カラオケマイク」には、Bluetooth(=ブルートゥース、スマホやタブレットをオーディオ機器などと接続し、音声のやりとりをする機能。無線で利用可)が搭載されています。スマホやタブレットと接続して楽曲を再生することで、カラオケボックスのように歌えるのです。エコー機能もあるので、雰囲気も出ますよ。
スピーカーがマイクの本体に搭載されていますが、マイク自体は軽量。3,000円前後で購入可能ですが、再生している楽曲から声を消せる「ボーカルオフ機能」のあるものがおすすめです。音量に気をつけながら楽しんでみてくださいね。
4.自分の気持ちを誰かに話してみましょう
自分の中にため込んだ不安や我慢による苦しい思いなど、どうしていますか?実は、こういった不安や思いを自分自身で解決するのは、難しい一面があるのだそうです。
心の中で不安に思っていることや心配ごとなどがある時は、家族や友人などに伝えるようにしてみましょう。誰かに自分の思いを伝えることには、カタルシス効果(心の浄化作用)があるといわれています。人に話すという行為が、ストレスを解消し心を安定させるのだとか。
この時に気をつけたいのは、なにかのついでに話すのではなく、例えば3分間などと時間を決めて感じていることを伝えるようにすることです。心の中のモヤモヤを「言葉にする」ことが大切です。話を聞いてもらう相手には、ただ聞いてもらうだけにします。答えやアドバイスや評価、否定などは不要だと伝えておきます。このようにすれば、相手にも負担がかかりません。
日常生活を送っていると、「ただ話を聞いてもらう」機会は、なかなか持てないものですよね。家族や友人同士で、お互いに話を聞き合う時間を作ってみるのもいいかもしれませんね。
疲れている時におすすめのストレス解消法
1.簡易マッサージ機でマッサージしてみましょう
体が疲れた時にマッサージを受けると、緊張がほどけてほっとしますよね。自宅でもマッサージができたらいいと思いませんか?家庭用のマッサージ機といえば、大型で高価なイメージがあるかもしれませんが、今は手頃なサイズと価格のものがたくさん揃っています。
おすすめは、肩や背中に置いたり背もたれのある椅子をセットしたりして使えるマッサージ機、首や背中に当てて使用するクッション型のマッサージ機、ハンディタイプのツボ押しローラーなどです。自宅にいながらできるストレス解消法としておすすめです。
2.充電式湯たんぽで体を温めましょう
ストレスがかかって緊張していると、血管が収縮し手足が冷たくなるそうです。これは、ストレスによる緊張で、自律神経の中の交感神経が活性化することが原因なのだとか。ストレスを感じた時に体を温めると、緊張がほぐれリラックスすることができます。
おすすめは、充電式の湯たんぽ。10分程度で充電が可能で、体に心地よい温度が数時間持続します。ひざの上に置ける小型タイプ、腰に巻けるベルトタイプなどもあります。もちろん、夜寝る時にふとんの中に入れても使えます。2,000円前後から購入可能です。目にあてる「温熱アイマスク」などのグッズと一緒に使用して、リラックスタイムを作ってみるのもいいかもしれませんね。
ストレス発散方について紹介しました。体を動かすこと、気持ちや体をリラックスさせることは、どちらもストレスの発散につながります。自分に合った方法で、知らないうちにたまったストレスを軽減してみてくださいね。