ロコモティブシンドロームを知っていますか?ロコモティブシンドローム(運動器症候群)は、2007年(平成19年)に日本整形外科学会が提唱した症状です。

加齢による筋力の減少や膝や腰、骨の病気により運動器の機能が低下して、要介護や寝たきりの状態になること、またはその可能性がある状態のことをいいます。

 

人間が立ったり歩いたり、様々な日常の作業や動作を行う時に必要な体のしくみを運動器(体の筋肉や骨、関節、神経など)と呼びます。

健康寿命を延ばして、ロコモティブシンドロームを予防すためには、これらの運動器の衰えを防ぐことが大切です。

 

ロコモティブシンドロームを予防するには?

「健康日本21」は、厚生労働省が提唱する国民の健康作りに関する活動のこと。この中で提案されているのが、「日常生活における歩数の増加」です。

 

「健康日本21」では、「身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。

更に高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されている」との理由から「日常生活における歩数の増加」を勧めています。

 

日常生活の中で今よりも多く歩くように心がけることで、健康寿命を伸ばせるという考え方です。

健康のためにウォーキングを続ける人は多いと思いますが、運動が苦手な人でも、日常生活の中でも歩数を増やすことはできますよ。

 

1日にどれくらい歩けばいいの?

厚生労働省が提唱する「健康日本21」では、高齢者の日常生活の歩数目標を、男性で6,700歩、女性で5,900歩としています。

歩数を聞いただけでは、どれくらいの距離と時間を歩けばこの歩数になるのかが、わかりにくいですよね。

 

仕事の有無や家庭環境により違いはありますが、人は、家の中で1日過ごすだけでも意外な歩数を歩いているのだそうです。

洗濯をして干したり取り込んだりする動作、料理とその後片付け、庭の水やり、家の中の掃除などで、1日約2千~3千歩は歩いているのだとか。

 

買い物や散歩などの外出も歩数に加えると、もっと歩いていることになります。

これを考えると、今よりも外出の機会を少し増やして歩く機会を作ることで、歩数目標は達成できるのではないでしょうか?

 

ただ、自分自身が日々どれくらいの歩数を歩いているのかを数字として知るのは難しいですよね。

そこで、おすすめしたいのがスマホの万歩計(歩数計)を使うことです。

万歩計(歩数計)を使えば、家の中でどれくらいの歩数を歩いているか、買い物や散歩の歩数はどれくらいなのかを知ることができます。

 

なぜスマホで歩数が数えられるの?

スマホには、様々なセンサーが内蔵されています。

そのセンサーを組み合わせて機能させることで、人が歩いた瞬間をとらえて歩数を計測します。

 

スマホの万歩計(歩数計)を使ってみよう!

iPhoneの万歩計(歩数計)の使い方

iPhone(アイフォン)は、米国アップル社のスマホです。

iPhoneには「ヘルスケア」というアプリが最初からインストールされています。

 

設定と歩数の確認方法

「設定」→「プライバシー」→「ヘルスケア」→「モーションとフィットネス」の画面まで進みます。

項目の中にある「フィットネス・トラッキング」と「ヘルスケア」のふたつを有効にしておきます。

これで準備ができました。

 

あとは、スマホをバッグやポケットに入れた状態で歩くだけで歩数が測れます。

 

歩数のデータを見るには、「ヘルスケア」アプリを起動させ「ヘルスケアデータ」→「リスト」→「フィットネス」→「歩数」の順にタップ(=押すこと)します。

この画面で「ダッシュボードに表示」を有効にしておきましょう。

このように設定しておくと、アプリを起動した後すぐに出てくる画面に歩数が表示されます。

 

※設定が難しい場合は、くわしい人に聞いてみてください。

 

Androidのスマホで万歩計(歩数計)を使う方法

Android(アンドロイド)のスマホ(=iPhone以外のスマホ)で、万歩計(歩数計)を使うためには、個別にアプリ(=アプリケーション、スマホで何かをする時に必要なプログラム)をインストールする必要があります。

 

「歩数計 アプリ」で検索すると、いくつかのアプリが表示されます。おすすめは、

ITO Technologies, Inc.が提供する「歩数計」という無料のアプリです。

靴の裏のイラストが描かれた青いアイコン(マーク)が目印。

 

検索結果の画面に「インストール」の項目が表示されるので、インストールをタップします。

使う時は、アプリを起動し「START(スタート)」ボタンを押すだけです。

後は、いつも通りにスマホをバッグやポケットに入れた状態で歩くだけで歩数が測れます。

画面がロック状態(黒い画面)になると計測が停止するので、注意しましょう。

 

このアプリでは、歩数はもちろん、消費カロリー、距離、歩行時間、時速もわかるので、自分自身の運動量を知ることができますし、健康管理にも良さそうです。

 

※設定が難しい場合は、くわしい人に聞いてみてください。

 

100円均一の万歩計(歩数計)もおすすめ

スマホを使い始めたばかりで、アプリの使い方に慣れていない場合は?

100円均一の万歩計(歩数計)を使ってみるのもひとつの方法です。

スタートを押せばすぐに歩数が測れるので、使い方が簡単。文字も見やすいですよ。

 

腕時計タイプの万歩計(歩数計)もあり

万歩計(歩数計)には、腕時計タイプのものもあります。

腕時計タイプは、腕につけたままで歩数が測れるので、落とすこともなく安心して使えるのがおすすめポイントです。

 

この腕時計型の万歩計(歩数計)は、見た目は腕時計そのもの。

過去のデータも見られるほか、時計もついています。万歩計(歩数計)とはわからないデザインなので、外出時に抵抗なくつけて出かけられるのがいいですね。

ドラッグストアや量販店、インターネット通販などで購入できます。

※100円均一では、販売されていません。

 

歩数が測れるスマートウォッチもおすすめ

腕につけるスマートウォッチ(通常の腕時計よりもスリムな形状)は、健康に特化した機能が満載の腕時計型の電子機器。

歩数や距離などはもちろん、体温や心拍数、血圧なども測れます。

2,000円前後のお手頃なものもあるので、ひとつあると便利かもしれません。

ドラッグストアや量販店、インターネット通販などで購入できます。

 

自分が歩いた歩数を知っておくことで、健康を維持するためのプラス面が多くなりそうです。

万歩計(歩数計)を、日常生活に取り入れてみてくださいね!