健康情報

医師監修:初夏の日差しとインナービューティー

紫外線を恐れて、家に閉じこもっていたらもったいない!健美腸ドクターとして知られる小林メディカルクリニック東京院長の小林暁子医師に、季節をアクティブに楽しむコツを教えてもらいました。腸からできること、今日から始めましょ♪


外を歩くのが気持ちいい季節になってきましたね。私は大好きな乗馬やゴルフで紫外線を浴びる機会が多いのですが、少々日焼けをしてもはトラブルが起きにくいです。肌の老化のいちばんの外的要因は紫外線ですが、体の中からの対策も押さえておきましょう。今回は、お肌のエイジングケアの大事なポイントを2つご紹介しますね。

1.抗酸化食品をたっぷり摂る

スポーツやレジャーで紫外線を浴びると、エイジングの原因となる活性酸素が過剰発生します。そんな時のおすすめは、前日と当日のそれぞれ朝・夜に、抗酸化食品を摂取することです。私は週末にスポーツをすることが多いのですが、前夜から緑黄色野菜をモリモリ食べます。そして、スポーツをした日の夜には、柑橘類などでビタミンCをしっかり補給します。活性酸素は心身のストレスでも大量発生するので、仕事が忙しい時や精神的ストレスを抱えている時にも抗酸化食品は有効です。
※柑橘類に含まれる成分ソラレンは紫外線を肌に吸収しやすくするため、紫外線を浴びる直前は食べるのを避けるようにしましょう。

[代表的な抗酸化食品]
緑黄色野菜、柑橘類、ベリー類、ナッツ類、アボカド、にんにく、生姜、玉ねぎ、黒ごま、コーヒー(1日1~2杯)、お茶全般、赤ワイン(1日1杯)、ココア・チョコレート(カカオ含有率の高いもの)、魚介類、大豆製品

2.腸内環境を整える

腸の専門家である私のおすすめは、紫外線対策においても、やはり腸内環境改善です。食事から食物繊維や発酵食品を意識して摂り、便秘をしないように整えることで、ご自身の抗う力が発揮されやすくなります。反対に、せっかく高価な美容液をお持ちでも、腸内環境が悪ければパフォーマンスが悪くなってしまうことに。肌は、正しいケアをすれば、決して裏切りません。一生懸命にお手入れをしても結果が出ないのは、努力の方向が間違っているということです。

腸育は最高の投資
私は、腸内環境を整えることは何よりもいい投資だと思って、こつこつ腸育を続けています。後からやると高額な負担がかかるようなことが、日々の食事やサプリメントで補えることがあるのですから。医師として25年間仕事を続けられているのも、腸内細菌たちが支えてくれているおかげだと思っています。

医学的に、肌は「急に」は老化しません。肌の衰えを加速させるのは、生活習慣の乱れの蓄積です。良い生活習慣のひとつが、バランス良い食事をとること。腸活・腸育は、食べることから始まります。おいしく食べて、季節をアクティブに楽しみましょう。

監 修

Dr Akiko Kobayashi 小林 暁子先生
小林メディカルクリニック東京院長。医学博士。順天堂大学総合診療科での経験を経て、便秘外来・内科・皮膚科・女性外来など全身の不調に対応するクリニックを開業。著書には『免疫力を上げる健美腸ルール』(講談社)などがある。女性雑誌などメディアにも多数出演。

 

 

 

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