「洗濯槽って意外に汚れてるのよ~!」と友人に言われてビクッとしたワタシ。気になりつつもずっとそのまま、半年以上掃除をしていませんでした。最近は、ゴミ取りネットのあたりに黒カビがついているし、ちょっとカビっぽいにおいもしているような? 思い切って掃除をすることに決めました!
洗濯槽の黒カビやにおいの原因は?
黒カビの発生源は、じつは洗濯で使用する洗剤なのだとか。洗剤が汚れと結合して洗剤カスになりますが、その洗剤カスが洗濯槽の中に残ると空気中のカビに反応し黒カビになってしまうのです。衣類についた皮膚のタンパク質や水あか、衣類から出たほこりなどもも原因になるそう。
洗濯が終わったあとは、洗濯機のふたをしばらく開けて乾燥させているけれど、それでも黒カビがつくんですよね。見えない部分には、もっとたまっているのかも!? 早く掃除しなくちゃ! 洗濯槽の掃除にはどのような方法があるのでしょうか?
洗濯槽の掃除の方法
洗濯機の洗剤にはさまざまな製品があって、どれを使えばわからないという方もいるのでは? このような場合は、洗濯機の掃除に頻度にあわせると選びやすいです。
1~2ヶ月に1回掃除をする場合→酸素系洗濯槽クリーナー
化学物質などの成分が含まれていないものを使いたい人におすすめ。製品には、「酸素系漂白剤」や「過炭酸ナトリウム」と表示されています。
特徴:過炭酸ナトリウムの発泡力で黒カビをはがし取ります。ただし、殺菌効果は塩素系よりも弱めです。
掃除の方法は?
用意するもの:酸素系洗濯槽クリーナー、お風呂ネット(浮いてきたゴミをすくうため。100均やホームセンターに行くと「お風呂ネット」などの名前で販売されています)
1.ゴミ取りネットをはすず。40~50℃くらいのお湯を高水位までためる。※お湯を使うと効果が高まる。
2.酸素系洗濯槽クリーナーを規定量投入し、洗濯コースで10分程度まわす。
3.排水の前に洗濯機を止め、4~6時間ほどつけ置きにする。
4.つけ置き後、5分程度洗濯機をまわし、底に沈んだ汚れを浮かせる。ゴミ取り用ネットでゴミを取り除く。ゴミがでなくなるまで繰り返す。
5.ゴミ取りネットを取り付け洗濯コースを最後までおこなう。おわったらふたをあけたまま乾燥させる。
メモ:洗濯機にとりつけるゴミ取り用ネットは、100均に行くとさまざまなサイズがあります。掃除をしたときに新しくすると気持ちよく使えそうですね!
ドラム式の場合
1.バケツ1杯程度のお湯(40~50℃くらい)に、酸素系洗濯槽クリーナーを入れて溶かす。
2.洗濯機をまわして全体に行き渡るようにして、しばらくつけ置きにする。
3.つけ置き洗いや槽洗浄コースで洗濯機をまわす。
半年に1回掃除をする場合→塩素系洗濯槽クリーナー
塩素系洗濯槽クリーナーは、殺菌効果が強くカビを分解して除去する効果が高いのが特徴です。効果が高い分、取り扱いには注意が必要です。製品に「まぜるな危険」と表示されていますが、これは酸素系と塩素系のクリーナーを混ぜると危険という意味なので注意しましょう。
掃除の方法は?
用意するもの:塩素系洗濯槽クリーナー
1.ゴミ取りネットをはすず。40~50℃くらいのお湯を高水位までためる。このとき85℃以上の熱湯は使わないようにする。塩素ガスが発生してしまい危険です。
2.塩素系洗濯槽クリーナーを規定量投入し、洗濯機をまわす。「槽洗浄モード」があるとき槽洗浄モードで、ない場合は標準コースでまわす。
3.おわったらふたをあけたまま乾燥させる。
洗濯槽の掃除の方法がわかりました。ウチでは、半年間の汚れや黒カビを取りたいので、塩素系洗濯槽クリーナーを使ってみる予定です。その後は、1~2ヶ月ごとに酸素系洗濯槽クリーナーでの掃除に切りかえようと思います。きれいに掃除して気持ちよく使いたいですね!