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家の中の害虫!予防や駆除の簡単なやり方は?

家の中にいる虫が気になったことはありませんか?家の中に出る虫は、知らないうちに増えてしまうことが多く、対策していても効果が感じられなかったりするのがやっかいですよね。

 

この記事では、家の中に発生する虫を予防する方法、簡単な駆除の方法について紹介します。

 

※記事中に虫の名前が登場します。そのため、食事前の時間などは避けて読み進めてください。

 

家の中に出やすい虫の種類

家の中に出やすい虫には、どのようなものがあるのでしょうか?

 

▼チョウバエ(コバエ)

台所など、生ゴミの周辺などに発生しやすいコバエ。コバエと呼ばれることが多いですが、家の中に出ることが多いのは「チョウバエ」という種類のハエです。

 

チョウバエは、皮脂や髪の毛、石鹸カス、生ゴミなどを好みます。そのため、風呂場の排水口や台所に発生することが多いのだそう。基本的に害はありませんが、まれに鼻や口から侵入しハエ症と呼ばれる病気の症状を引き起こすこともあるので注意が必要です。

 

チョウバエを駆除する方法は?

チョウバエは、湯船の下や排水溝など水回りに幼虫を生み、どんどん繁殖する特性を持っています。飛び回るチョウバエを見つけたら、生ゴミや排水口に直接スプレーするタイプの忌避剤(きひざい)を利用するのもひとつの方法です。ただし、忌避剤は寄せ付けないようにするためのものなので殺虫効果はありません。

 

チョウバエの幼虫を駆除するには、排水口に撒くタイプの洗浄除菌剤がおすすめです。幼虫を駆除しながら、排水口の殺菌も同時に行えますよ。

 

▼ゴキブリ

家の中の代表的な害虫といえば、ゴキブリ。水を飲むだけで一定期間生きられるという特性を持つせいか、対策をしていても増えてしまうやっかいな害虫です。

 

台所のコンロや冷蔵庫の下などにある調理くず、台所のシンクに放置した使用後の食器や食べ残しなどは、ゴキブリの餌になります。調理くず、食べ残し、生ゴミを放置しないこと、水回りの掃除をこまめに行うことが大切です。

 

暖かくて暗い場所を好むため、電源を入れたままの少し暖かくなった電化製品の中に侵入することもあります。電化製品を使わない時は、できるだけ主電源を切るようにしましょう。

 

駆除する方法は色々

ゴキブリを駆除する方法には、さまざまなものがあります。

・台所の隅や冷蔵庫、流しの下など、湿った場所にキャップタイプの毒餌(どくえ)剤を置く。

・冷蔵庫の裏、家具の裏などに直接撒いて退治するスプレータイプの駆除剤を使う。

・薬剤を使いたくない場所は、捕獲器(ゴキブリホイホイなど)を使う。

 

上記の方法を試していても効果が出ないという時は、煙や霧などでまとめて駆除できる「くん煙剤」の使用を検討してみるのもひとつの方法です。おすすめの時期は、5月。この時期にしっかりと駆除しておけば、夏の最盛期の繁殖を防ぐことができます。

 

▼ハエトリグモ

家の中で見かけることが多いハエトリグモ。名前の通り、ハエを捕食することからこの名前がついています。ハエ類の他に小型の虫も主食とするため、害虫というよりは益虫と呼ばれることもあります。

 

ハエトリグモの繁殖を予防したい場合は、餌となるような虫を発生させない環境を作ることが大切です。特に気をつけたいのが、湿気。ハエトリグモは、高温多湿を好むのです。冬など一定の湿度が必要な時期は別として、家の中を適切な気温と湿度に保つことがハエトリグモの発生を抑えることにつながります。

 

ハエトリグモを駆除する方法は?

特に苦手な場合は、スプレーなどを使って駆除してもかまいませんが、餌になる虫がいなくなればハエトリグモも自然に出ていくといわれています。

 

家の中にいる虫は網戸から入って来ることが多い

ある害虫駆除作業者の話によると、家の中にいる虫は網戸から侵入することが多いそうです。長期間使用した網戸は、小さな穴が開いていたり破れていたりすることがあります。特に直射日光が当たる場所にある網戸は劣化しやすいので注意が必要です。

 

また、網戸の網目が大きいとその網目から入ることがあるので、小さな網目の網戸に替えるのもひとつの方法です。スプレータイプの虫よけを網戸に吹き付けておく、虫がよって来ないように、夜間用の玄関灯などは虫が寄り付きにくいLEDの電灯を使用するのもおすすめの方法です。

 

他に、虫が侵入しやすいのは人が玄関を出入りする時。玄関の近くにいた虫が人が出入りする時に入ってしまうのです。また、外出先で洋服やバッグ、靴などについた虫を知らずに家の中に持ち込んでしまっていることもあるそうです。家の中に入る前に、簡単に手で払うといいかもしれません。

 

ベランダや庭などの掃除をすることでも予防できる

虫は、風に乗って庭やベランダに入ってくることがあります。風が強かった日や雨が降った後などの水たまりなど、そのまま放置せず落ち葉やホコリなどをこまめに掃除することでも虫の発生を防ぐことができます。

 

家の中でできる予防方法

台所などの水回り

シンクの生ゴミ入れや三角コーナーなどは、こまめに処分するようにして溜め込まないようにしましょう。湿度と気温が高くなる時期は、特に生ゴミを溜め込まないようにする工夫が必要です。

 

リビングや押入れなど

リビングに家具をすき間なく並べたり、押し入れに物を詰め込むと、湿度が高くなる上に通気性も悪くなり、虫が好む環境になります。できるだけすき間や空間を作り空気が通るようにしておきましょう。

 

虫を吸い込む捕虫器

対策をしても虫が気になる、できるだけ虫を避けたいという人もいますよね。その場合は、光で虫を引き寄せてファンで虫を吸い込むタイプの家庭用の捕虫器(吸引式蚊取り器などの名前で5,000円前後で販売)を取り入れてみるのもいいかもしれません。

 

捕虫器は、火や薬剤が不要なので安心して使えますし蚊にも有効です。押入れの中や台所などのすき間ができやすい場所に定期的に置いて虫を退治するといった使い方もできます。

 

家の中の害虫対策、予防や駆除の簡単なやり方について紹介しました。網戸のチェック、水回りを清潔に保つことや湿気や空気の通り道に気をつけることなどが、虫の発生を防ぐためには大切なことがわかりました。虫を完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、少しでも減らすことができたらいいですよね。

 

 

  • この記事を書いた人

starheart

数年前からフリーランスのライターとして仕事をしながら、アジアや沖縄を旅しています。旅先では、市場めぐりや食べ歩きを楽しんだり、自然のある場所に出かけたりすることが多いです。お菓子作りが趣味で、素朴な焼き菓子をよく作ります。生活の中でちょっとした工夫をすることも好きです。

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