健康情報

奥村康先生の健康相談室 ~2021年11月号~

免疫学の権威である順天堂大学医学部特任教授・奥村 康先生にお越しいただき、みなさまから寄せられた健康や人生にまつわる悩み・質問に答えていただきました。楽しく健康に毎日を過ごすコツを、一緒に探っていきましょう。

Q1.椎間板ヘルニアの手術をしましたが再発。もう手術はしたくないですが、あまりの痛みに毎日つらいです。ヒサキチさま (71歳・男性)

代表取締役 木下弘貴
代表取締役 木下弘貴
私も実はヘルニアで、ときどき病院に通います。腰の痛みはつらいですね。
ご相談者さんは、まだお若い。お仕事をされている方かもしれませんね。
奥村先生
奥村先生
症状によりはっきりとは言えませんが、「セカンドオピニオン」を検討されてはいかがでしょうか。主治医の先生を大事にしながらも、他の先生の意見も聞いてみるということです。
奥村先生
奥村先生
代表取締役 木下弘貴
代表取締役 木下弘貴
私もふだん行く病院と並行して、他の病院でも診てもらいましたね。
一口に整形外科と言っても、どの先生も一緒というわけではないんですよね。なので、別の選択肢を探ってみるのもよいかと思います。
奥村先生
奥村先生

Q2.身近な友人や知人が亡くなることが多く、悲しんだり、自分も近いうちにそうなると考えてしまいます。コロナ禍でもあり、友人や子ども、孫にも会えません。家でできる趣味を増やし、散歩などを心がけ、前向きにとは思いながらも、不安な気持ちになります。心の持ち方について教えてください。ゆりたんさま (75歳・女性)

死について思い悩むのは、死ぬ10分前でいいと僕は思っています。あまり思い悩まないほうがいいですね。
奥村先生
奥村先生
代表取締役 木下弘貴
代表取締役 木下弘貴
相談者の方は、コロナ禍でご家族に会えない中でも、工夫されていますよね。素晴らしいことです。生きていると、気持ちが沈んだりすることは、誰にでもあること。散歩や趣味に励んでいらっしゃいますし、自信をお持ちになってもいいのではないでしょうか。
そうですね。終末期医療の先生は患者さんに、こんなことを話すそうです。「余命百日でしたら、一日を一年と考えて生きましょう。起きたら、寝るまでを細かく考えて、一日一日を濃く生きるんです」。そう考えるとあと百年でも生きられそうな気がしてきませんか。
奥村先生
奥村先生

《番外編》皆さまからの川柳に一言!

歳とると 頑固ジジイが 増える謎  よしこさま (68歳・女性)

歳とると 頑固ジジイが 増える謎  よしこさま (68歳・女性)

私の場合は、歳をとっても頑固にはならなかったですね。忘れやすくはなりましたけど(笑)。かえって若い人の意見を尊重するようになりましたよ。
奥村先生
奥村先生
代表取締役 木下弘貴
代表取締役 木下弘貴
年をとって丸くなるというケースもありますよね。頑固って自分の価値観を守りたいっていう気持ちだと思うんです。けれど、自信ができると余裕ができて、いろいろなことを受け入れられるようになるんですよね。
代表取締役 木下弘貴
代表取締役 木下弘貴
奥村先生、ありがとうございました。ご覧になった方からのご相談もお待ちしております。

 

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